明日の為替相場見通し=ドル高地合いが継続か
今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日米金利差を意識したドル買い・円売りが続きそうだ。予想レンジは1ドル=155円40銭~156円20銭。
日銀が9日朝に公表した4月25~26日開催分の金融政策決定会合の主な意見で、「円安を背景に基調的な物価上昇率の上振れが続く場合には、正常化のペースが速まる可能性は十分にある」との指摘があったことが分かった。ただ、これを受けた円買いは一時的で、ドルの下値では買いが強まる構図は変わらず。日銀が追加の政策修正の規模やタイミングに関するヒントを示した訳ではなく、このところ米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派的な発言が相次いでいることもあり、日米の金利差が開いた状態は当面変わらないとの見方は依然として根強い。日本時間今晩に発表される前週分の米新規失業保険申請件数が労働市場の底堅さを示す結果となれば、米長期金利の上昇とともにドルが買われる流れとなるだろう。
このほかのマーケットイベントとしては、イングランド銀行(英中央銀行)が金融政策委員会の結果と議事録を発表、米30年債入札などがある。
出所:MINKABU PRESS
日銀が9日朝に公表した4月25~26日開催分の金融政策決定会合の主な意見で、「円安を背景に基調的な物価上昇率の上振れが続く場合には、正常化のペースが速まる可能性は十分にある」との指摘があったことが分かった。ただ、これを受けた円買いは一時的で、ドルの下値では買いが強まる構図は変わらず。日銀が追加の政策修正の規模やタイミングに関するヒントを示した訳ではなく、このところ米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派的な発言が相次いでいることもあり、日米の金利差が開いた状態は当面変わらないとの見方は依然として根強い。日本時間今晩に発表される前週分の米新規失業保険申請件数が労働市場の底堅さを示す結果となれば、米長期金利の上昇とともにドルが買われる流れとなるだろう。
このほかのマーケットイベントとしては、イングランド銀行(英中央銀行)が金融政策委員会の結果と議事録を発表、米30年債入札などがある。
出所:MINKABU PRESS
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