映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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リバウンド続く

29日の日経平均は、8211.9(+589.98)。ようやく本格的に反発した。水準としてはちょうど日足転換線8176のすぐ上でとまった。ただ転換線をまだきれいに抜けられていないので、自律反発の領域。10月15日、21日の戻りの局面でも結局転換線をぬけられずに下げており、まずは今の水準を安定的に抜けて行けるかが当面の課題である。だが、PBR1倍割れのところより下、さらには7600円割れのところをどんどん積極的に売ってくる人などほとんどいないはずで、要は目先の下げに乗じて儲けようとする投機的な売りすじか、どうしても換金しなければならない人たちと思われ、こういう人たちの売りがとまれば、さしあたりは下げはとまる可能性が高い。空売り規制の強化で、投機的売り筋の足がとまったのか、どうしても換金しなければならない向きがそろそろ売りきってきたのか、よくわからないが、一応下げ止まる期待がでてきた。背景になっている要因は、日銀の利下げ検討報道による円高の若干の修正ということであろうが、傾きすぎた需給バランスの均衡をとりもどすきっかけになったということではないだろうか。


一方28日のNYは、9065.12(+889.35)でかなり迫力のある上げ。日足転換線8714をつきぬけてきた。FRBの追加利下げが要因のようだ。まだネックラインは9423あたりでとどいていないが、このあたりを抜け、基準線9525を破ってくれば、反騰ということになるが、まだだいぶ距離がある。実体経済の指標はいいものがなく、トレンドを転換できる力があるかどうかはまだ未知の領域である。29日のNYは、反落した。8990.96(-74.16)だ。とはいえ、まだ日足転換線を維持しており、戻り歩調は続いている。FRBの利下げが実行され、政策期待の動きがしばらくは支えになりそうだ。


問題は為替だ。急激な円高局面は一服した。現在は97円だが、一時は99.70までドルが上昇した。日足転換線は97.17、基準線は99.54で見事にこの間を往来し、現在は転換線付近。これから円高にもどるか、円安にいくか、やや不安定であるが、この近辺でしばらく滞留するかもしれない。ただつき足も転換線を円高方向にきっており、長期ではなど円高がトレンドとなっていると思われるので、要注意であろう。
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