映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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だいぶ戻ってきたが

10月31日の日経平均は8576.98(-452.78)。水準としては日足転換線8176は抜いて、昨日の上げを半分ぐらい失ったが、数日間の1800円近い上げからみると一服状態。日足のMACDはシグナルを抜けてきており、RCIも上昇中。ただ10月21日の戻り高値9358、15日の高値9601に届かずに下げ始めており、NYに比べると勢いはないが、一応まだ戻り局面ではある。しかし週足転換線は9967、基準線は10798と遥か上で、週足のMACDはまだ下降中。ただ週足のRCIは2.47と底に近い。ただ月足をみると陰線ながら長いひげを引いており、売りが一巡し底をつくりつつあるという感じもする。

10月31日のNYダウは9325.01(+144.32)。日足では転換線を上に抜け、基準線9525に迫っている。10月21日の戻り高値9004を抜いていることから、戻り歩調がしっかりしてきている。日足MACDはマイナス圏だがシグナルを上に突き抜けており、RCIも急角度で上昇中。ただし週足の転換線は9836とはるかに上で、週足のMACDも下降トレンドのままであり、まだ中期長期下降トレンドの中での戻りに過ぎないことは注意が必要である。

円ドルレートは現在値98.50。日足転換線97.04のすぐ上で、基準線99.49の下。日足のMACDは上向いてきており円高トレンドは、少し弱まってきている様子ではある。しかし週足でみると転換線は110.50ではるかに上にあり、今週はしたひげを引いて陽線だが、上髭のほうがながく、MACDも下向き、まだ円高トレンドがかわったというだけの材料はない。だが、週足RCI
は1.65と完全に底に達しており、底が近いと期待させる。

各国の政策当局の金融危機、景気対策が出揃い、株式市場はPBR一倍割れ(日経平均で8100円水準)という異常な状況をなんとか脱っしてきている。PBR一倍割れは、どうみてもオーバーシュートであったので、その分の修正がはいったという段階である。ボリンジャーバンドでも日足はマイナスσまでもどしてきており、底値を形成する段階にきたのではないかと思われる。ただし下落のものすごさに比べて、戻りはややにぶい。政府の景気対策は、いまひとつ迫力をかき、日銀の利下げなどはやや中途半端な印象で、市場は失望しているのかもしれない。来週以降アメリカの経済指標が次々にでてくるが、いずれも厳しいものが予想されており、もし為替が大きく円高にふれるなんてことになると、また株式市場も底をためしにいく危険はないわけではない。とはいえ、PBR一倍われの異様な状況は去ったのではないかと思われる。
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