優利加さんのブログ

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2月28日のトランプ大統領演説後の円高リスクを警戒

昨日の米国株式相場は高安まちまちだった(DJIA +34.72 @20,810.32, NASDAQ -25.12 @5,835.51)。ドル円為替レートは112円台後半の円高方向での動きだった。本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が708に対して、下落銘柄数は1,144となった。騰落レシオは109.11%。東証1部の売買代金は2兆729億円。

TOPIX -6 @1,550
日経平均 -88円 @19,284円

2月23日の米ダウ工業株30種平均は連日で最高値を更新したが、海外市場の日経平均先物は軟調だった。この流れを受けて、さらに円相場が1ドル=112円台後半へ上昇したのが投資家心理を冷やして、TOPIXも日経平均も3日続落した。3日続落は1月5~10日以来である。2月期決算企業の権利落ちによる日経平均の押し下げは11円程度。今日は週末に加え、来週28日に迫るトランプ米大統領の議会演説を警戒し、持ち高調整のための売りが出やすかった。

2月23日の米国市場で円相場は約2週間ぶりの高値である1ドル=112円台半ばをつけた。2月22日公表のFOMC議事要旨(1月31~2月1日開催分)にインフレのリスクは低いとの言及があり、3月利上げ観測が後退してドル売り・円買いにつながった。2月9日のトランプ大統領による「驚くべき発表をする」との発言をきっかけに、円相場は15日に115円目前まで下げる場面もあった。しかし、もはや下落分はほぼ帳消しになった。足元の円高方向への動きの背景には、トランプ米大統領が今月末に予定している演説後の円高リスクを警戒する声が増えていることがある。「税に関する驚くべき発表をする」というトランプ氏の発言を手がかりに、2月中旬から円安が進んでいたが、その中身が期待から失望に変わるのではないかと雰囲気が変化している。2月28日の発表の内容次第では一気にドル売り・円買いが勢いづきかねない。

33業種中26業種が下げた。下落率トップ5は、鉄鋼(1位)、非鉄金属(2位)、機械(3位)、ガラス・土石(4位)、海運(5位)となった。

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