あさっての投資家さんのブログ

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竹、月、力の物語1

第一話:事のはじまり
 
これは遠い 
 
    遠い 
 
     はるか昔の
 
      …プロテインの物語である。
 

ある所に一人の投機家のお爺さんと、一人の投資家のお婆さんが住んでいた。
個人情報の保護的な問題で住所はあかせない。

これは作者が場所を決めるのが面倒だったからではないんだ、信じてくれ。
 
ともかく、投資家のお婆さんは山へ投資に。
 
「この山、買いよー! この山に投資よー!
 スキー場計画、リゾート開発♪」
このお婆さん、ノリノリである。

 
そして投機家のお爺さんは川に…
 
「よし、誰も見ておらん。
 今のうちにいらなくなった洗濯機を...」
 
川に投棄に行いったのだ。
投機家だけに。色々とすまなんだ。
 
お爺さんは人目を盗んで、川に洗濯機を投げ捨てる。
洗濯機がドンブラコ、ドンブラコと川に流される、
…予定でしたが、実際はぶくぶくと沈んでいった。
思い通りにいかないもんですな、現実って。
 
お爺さんが洗濯機の末路にタイタニックを重ね合わせていた矢先、
なんと洗濯機が沈んでいった川底がにわかに輝きはじめたではないか!
 
驚くお爺さん。アゴが外れる一歩手前。
そんな彼の事などおかまいなく、川底から女神デメテルが神々しく登場!
そしてお爺さんに語りかける。
 
「あなたが落としたのはこの金の洗濯機?
 それともこっちの銀の洗濯機?
 はたまた、こっちのプラチナの洗濯機?」
 
洗濯機を軽々と3台 持ち上げている女神。
マッチョです。当然ながら。
ムッチムチだと思った? 残念、ムッキムキでした!
 
先程まで驚いていたお爺さん。
しかしそこは生き馬の目をぬくマーケットを生き抜いてきた投機家、
すぐに冷静さを取り戻した。
 
お爺さんは心の中で自問自答する。
『落ち着け、落ち着くんじゃ。
 ここは正直に答えると、2台(3台?)の洗濯機が来るパターンじゃ。
 しかし、それではさらに2回も洗濯機を捨てるハメになるッ…!
 それは避けるべき事態じゃッ…!
 となると、嘘をつくべきか?』
 
お爺さんの苦悩は深い。
なぜなら株式市場や外為市場のようなマーケットで彼はウソやハッタリにまみれているが故、
せめて実生活ぐらいは正直でいたかったからだ。
 
思い悩む事、数分間。
遂に覚悟を決めてこういいました。
 
お爺さん
「どれでもありません。
 普通の白いHIJK社製、2001年モデルの洗濯機ですだ。」
 
それを聞いた女神は微笑みます。
「正直者よ、あなたにはこの金の洗濯機をあげましょう。」
 
お爺さんはあっけにとられます。
「あれ?全部くれるパターンじゃ…」
 
「あ゙? 何か言いましたか?」
 
「な、なんでもございやせん!」
 
お爺さんは逆らうことができませんでした。
だって女神はマッチョなのだから。
ま、結果論で言えば洗濯機が増えなかったので良しとしよう。そうしよう。
 
「それではごきげんよう♪」
お爺さんに金の洗濯機を渡した後、
女神様はうるわしく川底に消えていきました。そう、うるわしく!
 
お爺さんが金の洗濯機を持って帰ると、
先に帰っていたお婆さんが茶をすすっていました。
「おやまぁ。その洗濯機、捨てに言ったのではなくて、
 金メッキでコーティングしたのですか?」
 
お爺さんが事情を説明すると、
お婆さんは涙してこう言いました。
「その憤り、しかと聞きました。
 よし、洗濯機を殴りなさい。
 その思いのたけと、愛と悲しみを込めて殴るのです!」
 
お爺さんの色々な思いを込めた鉄槌は、
金の洗濯機を真っ二つに割りました。
 
するとどうだろう、
中からなんと国民的アニメで御馴染みの髪型がユニークな主婦の兄弟と、ペットの猫が…!
参考画像:
http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-62-eb/momonakai/folder/628279/65/20367965/img_1?1307586648
 
もとい。
中から女の子が出てきたではないか!
 
驚愕するお爺さんとお婆さん。
『あれぇ? ここは普通 男の子が出てくるパターンじゃねえの?』
 
そう、現実はかくも非情なものなのだ。
将来、きび団子を持たせて鬼をシバかせ、財宝をGetする野望は台無し。
夢も希望も、きっと川底へ消えていったのだ。
 
川に返しに行っても、今度は金の女の子が渡されること請け合い。
なので女の子を育てることにした。
 
名前は、"桃太郎侍"、"洗濯姫"、"げろしゃぶ" などなど多数の候補が挙がり、
喧々諤々の議論とネット投票が行われましたが、
結局、"桃姫" に決定。無難なところだろう。
 
はたして、桃姫はまともな子に育つのか?
そもそも、この物語はまともな筋書きをたどる事が出来るのか?
続く!
 

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