投資部門別売買状況（2014年3月1週）

[天地人さん]

2月後半から緊張が高まっていたウクライナ情勢が悪化、ロシアが軍事行動に出る懸念も出てきた事で株式市場もリスクオフの流れとなり、日経平均は4日続落でのスタート。週中にプーチン大統領が軍事介入の可能性を否定すると、一旦は円安株高回帰が進み、その後は金曜日まで4営業日続伸。1月末の水準に迫る所まで上昇した3月1週（3/3～3/7）のデータです。

【東証一部】（日経平均株価　2/28：14841.07→3/7：15274.07）

証自（13％）  買；1兆3610億  売；1兆2816億 差引；＋795億
法人（8％）    買；7710億        売；8673億      差引；－963億
個人（17％）  買；1兆6801億   売；1兆9937億 差引；－3136億
外人（61％）  買；6兆6184億  売；6兆2630億 差引；＋3554億
証委（1％）    買；1243億        売；1471億       差引；－228億
合計（100%） 買；10兆5548億 売；10兆5527億 差引；＋21億

【ジャスダック】（ジャスダック指数　2/28：2073.56→3/7：2102.51）

証自（1％）   買；97億      売；96億      差引；＋1億
法人（2％）   買；176億    売；148億    差引；＋27億
個人（73％） 買；5001億  売；5038億  差引；－38億
外人（19％） 買；1307億  売；1280億  差引；＋27億
証委（5％）   買；344億     売；351億    差引；－7億
合計（100%）買；6925億   売；6913億  差引；＋11億

まずは東証一部。証券会社が再び買い越しに転換し、外人が3週連続の買い越し継続だった事で、大人勢が買い越し揃い踏み。ここ2週は買い越し額の小さかった外人の買いが膨らみ、相場を押し上げる要因になったようですね。法人が6週ぶりに売り越しに転換、個人も売り越し転換で子供勢は揃って売り越し。まあ、指数の上昇からすれば想定内の結果になりました。

続いてジャスダック。売買金額は7000億円弱と高水準を維持、これは盛り上がってきていると捉えていいんですかねえ。あまりそんな印象もありませんでしたけど。主体別動向は、証券会社、法人、外人がそれぞれ2週連続の買い越し継続、個人が2週連続の売り越しで変わらずでした。個人の売買シェアが高いのも前週からとりあえず変化なしです。