あおぞら郵船さんのブログ

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5/14 気迷い相場

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【取引銘柄】
なし
 
【ポートフォリオ】
・第一三共 400株 2,990→2,800円 -78,000円
 
買い玉 121万円 余力 6万円
総資産 374,000円(含み益-78,000円 実現益+52,000円)
 
ドル円相場が1ドル104円台を回復していることを受けて、日経平均は1万4000円を回復しましたが、第一三共も大幅リバウンドでした。
昨日は一時、2640円まで暴落を喫しましたが、今日は前日比+150円の2,885円までリバウンドを果たしています。
一時はどうなるかと思いましたが、一安心ですね。
チャート上では依然として下落トレンドの範囲で推移していますが、一目均衡表の雲の切れ目に差し掛かっている所であり、そろそろトレンド転換してもよさそうに見えなくもありません。
また、今日、決算説明会が行われました。
・発表資料
http://www.daiichisankyo.co.jp/4less/cgi-bin/cs4view_obj.php/d_ir_public_n1/269/

 
この中で、前期の主要製品の売上は、オルメテックが+445億円、クラビットが+46億円、メバロチンが-187億円、ウェルコールが+34億円、ユリーフが+32億円、ロキソニンが+27億円、これらを合計して+402億円でした。
これだけ売上が拡大しているのに計画未達ということは、当初の計画が楽観的であったということでしょう。
営業利益面では、売上利益が+274億円、コスト削減効果で総経費が-76億円、海外地盤強化にかかる先行投資の263億円の経費を上回るコスト削減を達成したとの事です。
会社計画との差異について、主要製品売上が国内で-158億円、海外で+43億円となり、海外での好調を上回って薬価改訂・ジェネリックの浸透があった国内の不振が影響しています。
来期の予想については、オルメテックが+184億円、クラビットが-47億円、メバロチンが-140億円、ウェルコールが+23億円、ユリーフが+36億円、ロキソニンが+54億円となると見込んでいます。
来期の営業利益について、研究開発費が+66億円、欧米でのMR増強等の先行投資が+197億円で、総経費が257億円増加することにより、営業利益が前期比-268億円を見込んでいます。
 
国内の不振や経費の増加は仕方がないとしても、それを吸収するだけの新薬の販売伸張が期待されていたのですが、残念な結果ですね。
結果、1株益が111円と前期比-17%になる見込みです。配当が10円増加し配当性向も72%となる予定ですが、これだけ1株益が減少すると、自己株消却でもしない限り、PERが明らかに割高になってしまいます。
実際、アステラスは昨日の決算発表と同時に、上限400億円の自社株買い、自己株1500万株(2.89%)の消却、配当の10円増額と、3点セットの株主還元を発表しました。これにより、今日は前日比+6%近くまで高騰しています。
これがあるから、アステラスが好きなんです。
そのサービス精神を第一三共にも見習ってほしい所ですね。
 
◇第一三共のパイプライン状況
・プレスグレル・欧米で承認申請中、08年2Qに適応追加の臨床試験開始
・DU-176b:08年3Qにフェーズ3試験開始、08年8月にフェーズ2試験結果発表
・デノスマブ:08年2Qに骨粗鬆症のフェーズ3試験開始、乳癌のフェーズ3試験中
・CS-8635(オルメテック合剤):08年2Qに米国でフェーズ3試験開始、09年に承認申請
・リボグリタゾン:欧米でフェーズ3試験中、日本でフェーズ2試験中
 
いま、テルモが気になっています。
前期決算はほぼ計画通りの順調な着地で過去最高益を更新。来期もさらに過去最高益を更新すると予想しています。
やはり、こうしてきっちりと結果を出してくれる事が重要ですね。
前期に発売した人工補助心臓デュラハートや薬剤溶出ステントNoboriに加えて、今が旬のiPS細胞関連の心筋再生事業や、夢の技術の一つである人工赤血球(NRC)の臨床試験開始の話題もあり、非常に魅力的な企業だと思っています。
第一三共のリバウンドが先か、テルモの飛躍が先か。迷いますね。
両方買えるだけの資金があれば問題ないのですが(笑)
とりあえず、当初の予定通り、第一三共が直近高値の3,200円付近までリバウンドするまでホールドで望みたいと思っています。
 
 
「チキン売りはもうこりごりだよね~」




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