政治の信頼回復

[ニッパチの星さん]

臨時国会での野党議員の代表質問の殆どは、次の選挙までは国民の支持を得るためのポイント獲得の為の期間と認識し、前向きで建設的な指摘や提言が多く、政府の暴走を抑える努力と成果も見られ、完全に国会は正常化しているものと考えます。
残念であったのは、野党第一党の民主党桜井議員の後ろ向きな質問で、投機筋の方々が桜井議員の出番を待ち、狙ったように日本株価下落を誘導させたように思われました。
昨年の自民党西田議員や山本大臣の野田元首相いじめでの日本株価下落を思い出しました。党利党略や代替え案の無い批判は止めてほしいと思います。

素人考えですが、私は次の観点から日本株価は底堅く推移するものと予想します。

①上記に示すように国会の正常化による政治の信頼回復。昨年の今頃は酷いものでした。それに中国での反日デモ後の悪影響もありました。

②一部のマスコミが中国経済の崩壊懸念を報道していたが、経済指標では底打ちした可能性が高く、外交についても融和方向で進めており良い方向に行くものと考えらます。また、一党独裁で外貨準備高が多い為、ソ連崩壊のようなことは有りえないと思います。

③福島原発問題については、問題が明らかになりＴＶでも議論されるようになり、政府と国民が問題を共有できるようになりました。今後は政府・官僚・東電・原発メーカが一体となり解決に向け進展するものと予想します。私の廃炉工事に関する提案は前回の日記を参照願います。

④来年からの税率10→20％アップを考慮した利益確定。海外投資家の４５日ルールによる売り。等を懸念されている方々がいますが、個人投資家現金は2009-2012年までに年平均で約2兆円売り越し、今年は１０月１８日までに7.2兆円と大幅に売り越していることから、先見性のある個人投資家現金がさらに前記理由で年末に向けて売る可能性は低い。
空売りを考えられている方々は多いようですが？
尚、５月高値で信用買いされた方々の損切り。来年のＮＩＳＡに乗り換える為の売り。等についても手数料の安くなった現在では影響はほとんどないものと考えます。

⑤台風は幸いにもほとんど被害が無く通り過ぎてくれました。

⑥年末商戦を意識してか？、オバマ大統領が共和党主流の良識ある方々と財政赤字削減策特別委員会で協議し、大幅な譲歩をしてでも前倒しで（目標の１２月１５日）合意し、債務上限及び暫定予算問題が解決する可能性がでてきました。

追伸

今後の日本株価が短期的にはどうなるか全く解りませんが、中長期的には異次元の金融緩和の影響でほぼ確実にＴＯＰＩＸは1500程度まで上昇するものと思われます。但し、外交、国内政治、外部環境の変化等により、大きく変動する可能性があると考えます。従って、割安と考えられるものの押し目をコツコツと買い（目標まで上昇したものはコツコツと利益確定）たいと思います。但し何があるか解らないので、信用余力は最低でも100％をキープした上で投資を行うことが無駄な損切りを抑えるのに有効だと考えます。信用需給のトレンドは2004年と近似しておりましたが、東京オリンピック決定で変化が見られ、6ヶ月又は10-12ヶ月とばしのようになる可能性が高いものと予想します。（10-12ヶ月の場合空売りは致命的）、最悪6月7日ＴＯＰＩＸ＝1033近くまで低下する可能性は有りえますが、それ以上の下落は政府や日銀が何としても阻止するものと考えます。懸念事項が着々とクリアになり良い方向に向かっているものと考えられます。昨年の9月中旬-11月中旬とくらべれば大幅に上振れる可能性が高いものと考えます。