タマニチェンコさんのブログ

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見えないもの


視界の端に常に見えてる。
だけど、そのものを見ようとすると、消えて無くなっちゃう。


べつにオカルトとかの話じゃなくて、「そこに確実に存在するんだけど見ようとすると無くなっちゃう」といった事を思うことが良くあります。

例えば、フロー状態(仕事に集中していて他の事が目に入らず非常に効率のよう状態)。

プログラミングをしているときなんかに、フロー状態に入る事が非常に重要なんだけど、入ろうと思って入れるわけじゃない。
気が付いたらフローになっていて、「あ、フローになってる」って意識したと単に魔法が解けたように消えてなくなってしまう。
この場合、見えないものを見ようとした瞬間に、見ようとした物が無くなってしまうんだけど、「見て見たい」という欲求さえ無ければ消えることもないのに。


人間の欲とか、探究心とか、野次馬根性とか、好奇心なんて呼ばれるものが、「何もしないでもうまく行っていたもの」を破壊してしまうこともあるのです。


これが、組織とかチームワークとかいった問題になると、更に顕著になるように思えます。
自然とうまく言っていたものが、なぜうまく言っているのか知ろうとしたり、カタチとして目に見えないものを「見える化」しようとしたりする事で、すべてを「ぶち壊し」にしてしまうのです。


頭の固い「自称科学的」な見解からすると、「管理できないものはぶち壊した方がマシ」となるのかもしれませんが、八百万の神の居るこの国ですから、目に見えないものや耳に聞こえない声を大切にするのも良いんじゃないかと思えるのです。
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