エヌエフＨＤ、前期経常を一転24％減益に下方修正

　エヌエフホールディングス <6864> [東証Ｓ] が4月24日昼(12:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の6億9000万円→4億7500万円(前の期は6億2200万円)に31.2％下方修正し、一転して23.6％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2億1200万円の黒字→300万円の赤字(前年同期は4億5800万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期通期連結業績におきましては、コロナ収束前後における部材供給不足の中で前倒し需要が活発となっていた受注動向が減少に転じましたが、計測制御デバイス関連分野と電源パワー制御関連分野の売上は堅調に推移しました。　一方、環境エネルギー関連分野は、計画していた家庭用蓄電システムの新商品発売が遅延したことや、2023年12月に販売済商品のソフトウェアに不具合が発生したことによる、ご利用中のお客さまへの調査と復旧対応を最優先で収束させたため、同分野における開発、生産、販売活動の全般に影響が及びました。この結果、家庭用蓄電システムの売上は大幅な減少となりました。　以上のことから、売上高は想定を下回る見込みとなりました。利益面につきましても、売上高の減少や、部材価格の上昇などにより想定を下回る見込みとなりました。　このような状況をふまえ、2023年５月12日に発表いたしました2024年3月期の業績予想数値を修正いたします。（注）当業績予想は、現時点において入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、実際の業績はさまざまな要因によって予想値と異なる場合があります。