三菱重が3週間ぶり上場来高値更新、防衛関連株の中核銘柄で売買代金も首位
三菱重工業<7011.T>の上値追いが止まらない。きょうで4連騰となるなか、一時97円高の2485円まで買われ約3週間ぶりに上場来高値を更新した。売買代金も全上場企業の中でトップとなっている。世界的に地政学リスクが高まるなか国家安全保障の観点から各国で防衛費拡大の動きが顕著となっている。今週2日にスウェーデンのストックホルム国際平和研究所が、世界の兵器メーカー上位100社の収益が2023年に前年比4%あまり増加し、日本円で約95兆円だったことを発表。そのなか、三菱重をはじめとする日本企業5社の兵器による収益合計は、同35%増と大幅な伸びをみせていることが報じられた。東京株式市場でも防衛省と取引関係のある関連企業にとっては今後も商機が高まるとの見方で、テーマ買いの動きを促している。そのなか、防衛省との取引額で圧倒的1位である三菱重はシンボルストック的な位置付けで、物色人気を際立たせている。
出所:MINKABU PRESS
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