NZ中銀会合 サマリーレコード概要 政策金利引き上げの可能性について議論

NZ中銀会合　サマリーレコード概要　政策金利引き上げの可能性について議論

国内インフレ率の低下は予想よりも遅く、インフレ率は依然として委員会の目標範囲を上回っている。
インフレ率が予測期間内に確実に目標に戻るよう、金融政策は引き続き制限的である必要があるとの認識で一致。

昨年の世界経済全体の成長率はトレンドを下回り、2024年にはさらに減速すると予想

労働市場の圧力は緩和、賃金の伸びは低下し続けているものの、依然として高い水準にある。
予測に使用された長期名目中立 OCR の推定値が、25 ベーシスポイント増加して 2.75 パーセントとなったことに留意した。

国内インフレの持続、生産性の伸びの鈍化、賃金と価格設定行動の正常化ペースに関する不確実性を背景に、委員会は今回の会合でOCR引き上げの可能性について委員会は、インフレをめぐるリスクの短期的なバランスは上方に偏っているものの、中期的にはインフレが目標範囲内に低下するとの確信が高まっている
インフレ目標の達成を確実にするために、2月の金融政策声明で予想されていたよりも長期間、金利を制限的な水準に維持する必要がある可能性があることにも同意した。

生産、雇用、金利、為替レートの不必要な不安定を回避しながら、経済の需要を削減するには、制限的な金融政策の設定が必要
CPIが1～3％の目標範囲に確実に戻るためには、金利を持続的に制限的な水準に維持する必要があるとの認識で一致