21日の米株式市場の概況、米経済の軟着陸期待続きNYダウ反発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/05/22 08:11
 21日の米株式市場では、NYダウが前日比66.22ドル高の3万9872.99ドルと反発した。米連邦準備制度理事会(FRB)の高官からは早期の利下げに対し慎重な発言が出たものの、米経済の軟着陸期待が引き続き全体相場の支えとなった。一方、米エヌビディア<NVDA>の決算発表を控えて模様眺めの雰囲気もあり、積極的に上値を追う姿勢は限られた。

 ウォルマート<WMT>やゴールドマン・サックス・グループ<GS>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が買われ、JPモルガン・チェース<JPM>も上昇。メーシーズ<M>が大幅高となった。一方、スリーエム<MMM>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が下落し、ボーイング<BA>が軟調。ロウズ・カンパニーズ<LOW>が冴えない。

 ナスダック総合株価指数は37.750ポイント高の1万6832.624と続伸し、連日で最高値を更新した。テスラ<TSLA>が大幅高となり、マイクロソフト<MSFT>やアップル<AAPL>、アルファベット<GOOG>がしっかり。エヌビディアも堅調に推移し、ラリマー・セラピューティクス<LRMR>が急伸した。半面、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>やマイクロン・テクノロジー<MU>、ブロードコム<AVGO>が下落。パロ・アルト・ネットワークス<PANW>やペロトン・インタラクティブ<PTON>、ノードソン<NDSN>が下値を探った。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ