キッズバイオ、前期最終は赤字拡大で下振れ着地

配信元:株探
投稿:2024/05/14 17:00
 キッズウェル・バイオ <4584> [東証G] が5月14日大引け後(17:00)に決算を発表。24年3月期の最終損益(非連結)は14.2億円の赤字(前の期は6.5億円の赤字)に赤字幅が拡大し、従来予想の13億円の赤字を下回って着地。17期連続赤字となった。なお、連結決算に移行する25年3月期の業績見通しについては売上高(40億円)、配当(無配)以外は開示しなかった。

 直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の最終損益(非連結)は6.7億円の赤字(前年同期は4.6億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-39.5%→-77.2%に急悪化した。

 ※25年3月期から連結決算に移行。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 連結業績予想の概要 上述のとおり新会社となるS-Quatreの設立に伴い、2025年3月期以降においては、当社はバイオシミラー事業に、子会社の株式会社S-Quatreは細胞治療事業(再生医療)に特化し、両組織においてさらなる経営資源の最適化を行うとともに、それぞれの事業特性に合わせて資金調達手段の多様化を図り、各事業の成長を推進させてまいります。 一方、バイオシミラー事業においては、パートナー製薬企業による需要予測に基づいた原薬等製造委託先企業等との製造計画等の調整、及びパートナー製薬企業との製造及び納品計画の協議が、また細胞治療事業においては、開発パートナー候補先等との契約交渉が継続中であり、いずれも今後業績に影響を与える要因が変動する可能性が残されているため、現時点では信頼性の高い業績予想数値の算出が困難であります。このため、売上高のみをレンジ形式による通期業績開示とし、営業利益、経常利益及び当期純利益につきましては、各種協議・調整が完了後、速やかに開示する方針です。 連結業績予想の前提となる詳細につきましては、本日公表の「2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」P.4「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。 なお、上記予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束するものではありません。実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。
配信元: 株探

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