東京株式(大引け)=711円安、大幅安で5日続落し3万1000円台割れ

大引けの日経平均株価は前営業日比711円06銭安の3万526円88銭と5日続落。プライム市場の売買高概算は20億2967万株、売買代金概算は4兆4588億円。値上がり銘柄数は132、対して値下がり銘柄数は1690、変わらずは13銘柄だった。
きょうの東京市場は前日の欧米株全面安を受け投資家心理が悪化、寄り後も先物主導で売りがかさみ下げ幅を広げた。前日の米国株市場では、この日発表された8月の米雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が事前コンセンサスを上回ったことで労働需給の逼迫が意識され、改めてFRBによる金融引き締め長期化懸念が売りの材料となった。米長期金利が4.8%台まで上昇し、これを嫌気する形で景気敏感株からハイテク株まで幅広く値を下げる展開。これが東京市場でもリスク回避目的の売りを誘発した。外国為替市場で進行するドル高・円安は材料視されず、香港や韓国などアジア株市場が総じて下落したことも見送りムードを助長した。値下がり銘柄数は1700近くに達しプライム上場企業の92%を占める全面安商状となった。また、売買代金は4兆円を大きく上回り活況だった。
個別では、きょうも群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920.T>が下値を探る展開となったほか、東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>、アドバンテスト<6857.T>といった半導体製造装置関連が軒並み安。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が大きく売られ、ソフトバンクグループ<9984.T>も軟調。三菱商事<8058.T>、三菱重工業<7011.T>、日本製鉄<5401.T>なども下落した。日立製作所<6501.T>、東京電力ホールディングス<9501.T>などの下げも目立つ。リケンNPR<6209.T>が急落、芝浦機械<6104.T>、アーレスティ<5852.T>、アイフル<8515.T>なども大幅安。
半面、キーエンス<6861.T>が小高く、リクルートホールディングス<6098.T>もしっかり。資生堂<4911.T>が頑強。前日まで2日連続ストップ高のケーヨー<8168.T>はきょうも大幅高に買われ、イーレックス<9517.T>、クスリのアオキホールディングス<3549.T>も値を飛ばした。日清食品ホールディングス<2897.T>も高い。
出所:MINKABU PRESS
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