大きな武器となる戦略とは・・・
日経平均株価が28500円を突破しました。このまま29000円を目指すような勢いです。
今、日本株が堅調に推移している要因のひとつが米国株の好調です。米国ではインフレ懸念からFRBによる利上げが続いたことで株価が下落トレンド入りしていたものの2023年に入り、利上げの打ち止めから利下げへの期待感が高まったことで米国株は上昇に転じ、金利上昇の影響で株価が下落していたハイテク株を中心に急速に買い戻される展開となっています。
このような世界的な米国市場の流れを見ると新年度は・・・
●米国での利下げ期待から米国株がどこまで戻るか
がテーマとなりそうです。
日本市場においても金融引き締め懸念は残るものの、
●米国株の上昇によって外国人投資家による日本株買いが起こる
可能性もあるでしょう。
このような日米の投資環境を考えると、今のタイミングで下落相場対策だけでなく上昇相場に対する対策を立てておく必要があるでしょう。上昇相場が起こったときにしっかりと利益につながる対策を立てておけるかどうかで、上昇相場で利益をあげられるかどうかにかかわってきます。
上昇相場対策で最も重要なのは「順張り戦略」です。順張り戦略は株価が上昇トレンドに入ったタイミングでポジションを持つ戦略なのですが、注意しておかなくてはいけないことがあります。実は一般的な順張り戦略は勝率が30%~40%台と低く、好調な時期は勝ちやすいものの、負けトレードが続くと疑心暗鬼になりトレードすることを躊躇してしまうのです。そのため初心者ほど「順張り戦略は負けトレードになりやすく苦手」と思うひとが多く、いざ上昇トレンドが発生しても順張り戦略でポジションを持つのが難しくなりがちです。
一方、上級者は「順張り戦略の勝率は低いものの勝ちトレードでの利益が大きい」という順張り戦略の特性を分かったうえでトレードするので、勝率の低い順張り戦略でもトレードすることに抵抗が少なくなり、結果として上昇相場でしっかりと利益をあげることができます。
他の戦略と比べて勝率の低い順張り戦略ですが、特性を理解したうえでトレードできれば上昇相場での大きな武器となります。ぜひ今のタイミングでしっかりとした順張り戦略を開発しておきましょう。次の上昇相場での利益が変わるはずです。
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