なぜ底値で株を売ってしまうのか?【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2023/03/27 17:32

あなたはそんな経験ありませんか・・・

もうだめだー・・・
と思い株を売ったら、その途端上がり始める・・・その逆で、
まだまだ株価は上がるはず!と思い株を買ったら、その途端下がり始める・・・
株式投資をやっているひとならば誰もが1度は経験したことがあるのではないでしょうか。
「あなたの売ったソコが底」という言葉があるように、株を売買したとたんに自分の思惑と逆に動くことはよくあることです。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
一番の理由は・・・・●感情のおもむくままにトレードしているからでしょう。
ほとんどの株初心者は、株価の動きやチャート、板の動向を見ながらなんとなく売買しています。「なんとなく上がりそうだからか買う」、「なんとなく下がりそうだから売る」といったように明確な根拠なく、なんとなく売買しているのです。
なんとなく売買することはギャンブルと同じです。勝つも負けるも運次第です。
運がよければ勝つのですが、なんとなく売買しているだけなので勝ち続けることはなく、最終的には必ず大損してしまいます。
一方、長年、株で勝ち続けている投資家は根拠をもって売買しています。
企業分析を行い、割安、割高と判断したり、システムトレードのように過去に統計的に勝っているパターンに基づいてトレードしたりなど、必ず何らかの根拠をもってトレードしているのです。
株で勝ち続けるためには、「こうなったら儲かる確率が高い」という根拠に基づいてトレードすることが重要です。どのような根拠ある投資法がよいかは人それぞれなのですが、もしあなたがこれから根拠をもってトレードしたいと考えているのであればシステムトレードがおすすめです。
システムトレードは過去の株価データから統計的に勝ちやすいパターン(売買ルール)を導き出し、そのパターンに従ってトレードする手法です。勝つ、負けるの根拠が勝率や平均損益率などの数字で確認できるため、感情の入る余地がほとんどありません。
まもなく2023年も新年度に入ります。この機会になんとなく株をやるのではなく、しっかりと根拠をもってトレードできるシステムトレードをマスターしてみてはいかがでしょうか。きっと一生の武器になると思いますよ。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想