日本株がようやく下げ止まりました。
日本株が下げ止まったとはいっても日経平均は0.03%の上昇にとどまっており、下げ止まったとは言えまだ安心できるレベルではありません。
ただ、今回の急落の原因でもある米シリコンバレー銀行の破綻により、連れ安していた銀行株が比較的大きく反発したことで、いったん今回の材料は織り込み済みとなり、次の焦点は21日、22日に開催されるFOMCに移った可能性が高そうです。
今のところ市場予想では0.25%の利上げの可能性が高いと言われていますが、今回の米シリコンバレー銀行の破綻により利上げが見送られれば、株式市場にとってはプラスに働く可能性がある一方、0.5%の利上げになれば、再度の米国株が下落に転じる可能性が高いと考えています。
このように、今回のFOMCに関しては見方が分かれており、どの着地になるかはわかりません。ですので、実際にFOMCでの結果が出るまでは機関投資家も動きにくい可能性が高いでしょう。逆に考えればFOMCが終わったあとのトレンドはしばらく続きそうです。特に上昇トレンドだった場合、急速に買い戻しがあってもおかしくはないでしょう。
このようにFOMC後の相場に関しては通常以上に不透明な状況となっています。こういったタイミングでは株価の値動きも大きくなることが多く、過度に大きなリスクを取ってしまうと思惑と逆に株価が動いた場合、想定以上の損失になる可能性が高いです。勝負はFOMC後の22日以降です。次のトレンドに備えて今のうちにしっかりと準備しておきましょう。
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