TAROSSAさんのブログ

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仏ダノンがヤクルト全株を600億円規模で売却

仏食品大手ダノンは、保有するヤクルト本社の全株式6.61%を売却すると発表したそうです。
売却額は600億円規模になる見込みで、財務基盤の強化につなげるようです。
ヤクルトの株式は手放しますが、戦略的な提携は続けるほか、インドとベトナムに持つ合弁会社も維持するとのことです。

ダノンは2000年にヤクルトの株式を5%取得し、「乳酸菌シロタ株」が狙いの1つで、その後21%強を保有する筆頭株主になりましたが、買い増しによって関係を深めたいダノンと、経営の独立性を保ちたいヤクルトとで溝が深まったようです。
2018年にはダノンが最大15%の株式を売却すると発表し、保有比率は6%台に低下していたそうです。

ダノンが当時ヤクルト株の売却に動いたのは、財務体質を改善するためでもあったようです。
2016年に米有機食品メーカーのホワイトウエーブ・フーズを1兆円超で買収したことで負債が拡大し、米アクティビスト(物言う株主)ファンドから圧力がかかったようです。

ダノンはヨーグルトや飲料などを120カ国・地域で手掛け、エビアンやボルビックなどのブランドを持っており、2019年12月期の売上高は253億ユーロ(約3兆1千億円)だったそうです。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた都市封鎖で消費が鈍り、2020年1~6月期の売上高は前年同期比3.6%減の122億ユーロだったそうです。

株価にはそれほど影響はでないんでしょうかね。

2267:5,900円
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