＜株式トピックス＞＝ファーストリテ大幅安も日経平均３日ぶり反発

　５日の東京株式市場は、前日の米国株安を受けて売り先行のスタート。その後、外国為替市場での円安進行や、決算内容を評価して個別銘柄を買い進む動きが広がり、日経平均株価終値は、前日比９３円７０銭高の２万６１４円０６銭と３日ぶり反発した。東証１部の売買代金は、３兆１９０５億円と３日ぶりに３兆円大台に乗せる盛り上がりをみせた。
　きょう市場関係者のあいだで話題となったのは、ファーストリテイリング<9983.T>の株価大幅安により日経平均株価が約１１３．８円分も押し下げられたものの、他の寄与度の高い銘柄の堅調推移が全般の上昇に貢献したことだ。７月の「国内ユニクロ」の既存店売上高が、前年同月比１．５％減で２カ月連続して前年実績を下回ったことを嫌気して、ファーストリテの終値は、前日比２９００円安の５万８４８０円となった。
　日経平均株価へプラスに作用した寄与度の高い銘柄は、ファナック<6954.T>＝３２．７円、テルモ<4543.T>＝３１．８円、ソフトバンクホールディングス<9984.T>＝２１．９円、ダイキン工業<6367.T>＝１５．６円、京セラ<6971.T>＝１２．２円などとなった。

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）