カンセキ、上期経常を75％上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も5円増額

　カンセキ <9903> [ＪＱ] が10月2日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益を従来予想の8.7億円→15.2億円(前年同期は7.8億円)に75.4％上方修正し、増益率が11.1％増→94.9％増に拡大し、従来の3期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の16.7億円→23.3億円(前期は16.4億円)に39.2％上方修正し、増益率が1.9％増→41.9％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　同時に、今期の上期配当を従来計画の7.5円→10円に大幅増額し、下期配当も従来計画の7.5円→10円に増額修正した。年間配当は20円(前期は12.5円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　ホームセンター事業においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、感染対策としての殺菌消毒・衛生用品等に集中して購買が起きた他、ゴールデンウィークでは外出自粛要請に伴い、消費者の在宅時間が増えた事からＤＩＹ関連商品や園芸用品の需要が高まりました。　WILD－１事業においては、緊急事態宣言による休業要請指定業種になったことから休店を余儀なくされましたが、要請解除後はアウトドア用品を中心に好調に推移いたしました。　専門店事業においては、業務スーパーで業務用の需要は減少しましたが、個人消費者の巣ごもり需要により好調に推移したしました。　以上の理由により、第２四半期累計期間の業績は前回予想を上回る結果となりました。　また、第３四半期以降につきましては、新型コロナウイルス感染症による景気の下振れリスク、個人所得や雇用の悪化リスクなど、先行きが不透明な状況が続くと思われます。このため、下半期については、2020年４月10日発表時の業績予想を据え置くこととし、第２四半期累計期間及び通期の業績予想数値を上記のとおり修正いたします。

　　当社は、業績の状況、将来の持続的な事業の成長、発展のための内部留保の充実、財務体質等を総合的に勘案し、株主の皆様へ安定した配当を行うことを基本としております。　当期の配当につきましては、現状の事業推移を踏まえ、上記のとおり中間配当予想及び期末配当予想について、それぞれ１株当たり２円50銭の増額修正をすることといたしました。（注）上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により、これらの予想数値とは異なる可能性がございます。