京都ホ、今期経常を5倍上方修正・33期ぶり最高益更新へ

　京都ホテル <9723> [東証Ｓ] が2月14日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比25倍の7億7200万円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の1億2000万円→6億円(前期は7900万円)に5.0倍上方修正し、増益率が51.9％増→7.6倍に拡大し、33期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常損益も従来予想の1億6000万円の赤字→3億2000万円の黒字(前年同期は3億7000万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常利益は前年同期比52.8％増の4億9200万円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の13.4％→19.5％に大幅上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　前事業年度までは新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、売上高は厳しい状況が続いておりましたが、２類から５類への分類変更等により国内旅行が活性化したことや、想定を大幅に超えるインバウンド需要により、当初の予想を上回ることが見込まれることとなりましたので、業績予想を修正いたしました。　なお、本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現時点で入手可能な情報に基づいて判断し作成したものであり、リスクや不確定要素を含んでいるため、実際の業績は予想数値と異なる場合があります。