乃村工芸の第１四半期は採算重視の受注などで増益

　乃村工芸社<9716.T>は７日取引終了後、１７年２月期の第１四半期（３～５月）連結決算を発表し、売上高は２９５億３７００万円（前年同期比０．１％減）、営業利益は２３億８７００万円（同７．０％増）、最終利益は１５億２６００万円（同１６．９％増）だった。

　複合商業施設市場やホテルのリニューアルなどの余暇施設市場は増加したが、前年同期に大型案件があった博物館・美術館市場が減少するなどで減収を余儀なくされた。ただ、受注残高は３５５億１２００万円（前年同期２６５億９４００万円）と高い水準を確保している。また、採算を重視した受注の徹底や、原価低減への取り組みが増益に寄与した。

　なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高１１５０億円（前期比６．１％増）、営業利益６５億円（同７．７％増）、最終利益４２億円（同９．３％増）を見込んでいる。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）