株主からの増配圧力が上昇要因になりそう
決算発表を受けて、軟調なスタートが予想される。しかし、これまでは下方に大きな窓（810円―1055円）を残したまま上値トライとなっており、これが上昇力の大きさを示唆している。「窓・壁・軸理論」では1180円付近に「ファンダメンタルズの壁（割安の壁）」が確認されており、「相場の下支え役」として機能している。週末に第3四半期の決算を発表し、数字はほぼ想定ライン上となっている。特にサプライズはないが、何といっても通期予想の1株利益は224円と非常に高い。とても1300円台の株とは思えない。今回は配当予想を14円で据え置いたが、これだけ好業績だと、株主から増配圧力が強まるのは必至。通期の決算発表に向けてその期待が高まり、株価は新たな上昇ステージへと突入するだろう。
