日本コンセプトが一時Ｓ高、増配と株主優待制度の拡充を発表

　日本コンセプト<9386.T>がストップ高。前週末１３日の取引終了後、従来、中間・期末各１０円を予定していた配当について、各１５円の年３０円（従来予想２０円）にすると発表しており、これを好感した買いが入っている。前期実績に対しては実質１０円の増配になる見通し。

　また同時に、株主優待を拡充すると発表しており、これも好材料視されているようだ。従来の１２月末時点の株主を対象とした優待に加え、６月末時点で１単元（１００株）以上を保有する株主に対しても２０００円相当の商品カタログから１品を選択する優待を追加する。なお、１２月末の優待に関しては、保有期間１年以上を条件に追加する。

　なお、同時に発表した第１四半期（１～３月）連結決算は、売上高２７億６２００万円（前年同期比０．６％増）、営業利益は５億４３００万円（同３．９％減）、純利益３億３５００万円（同１１．３％減）だった。１６年１２月期通期業績予想は、売上高１１８億３０００万円（前期比７．５％増）、営業利益２２億３０００万円（同５．６％増）、純利益１４億１０００万円（同８．４％増）の従来予想を据え置いている。


出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）