郵船、商船三井など海運株が買われる、業種別値上がり率トップ◇

　日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>など大手をはじめ海運株が総じて買い優勢、「海運」は業種別値上がり率トップに買われている。

　堅調な鋼材需要を背景とした鉄鉱石増産の動きなどを反映して、大型ばら積み船のチャーター料が底入れ反転の兆しをみせている。ばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数も年初こそ小幅下落したものの、昨年１２月下旬から上昇基調に転じており、足もとは９５０を超えて再び１０００の大台復帰をうかがう状況。年明けの経済指標発表を受け中国経済への懸念が足もと後退していることで、海運株に対する風向きも変わっている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）