ＪＲ東海が続伸、リニア大阪延伸前倒しで政府と調整と報じられる

　ＪＲ東海<9022.T>が続伸。きょう付の日本経済新聞で、「政府と東海旅客鉄道（ＪＲ東海）は２５日、リニア中央新幹線の大阪への延伸時期を２０４５年から前倒しする検討に入った」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。

　リニア中央新幹線は、着工済みの東京～名古屋間を２０２７年に開業予定だが、名古屋～大阪間はさらに１８年後の４５年を予定している。ただ、沿線自治体などからは早期の全線開業を望む声が強く、政府とＪＲ東海側が前倒しに向け非公式に協議を重ねてきたという経緯がある。

　また、記事では、「政府はＪＲ東海の財政負担を軽減するため、月末にもまとめる経済財政運営に関する基本方針（骨太の方針）に金融面の支援を講じる方針を明記する」としており、これも好材料視されている。具体的には財政投融資を活用し、超長期の資金を低利融資する案が浮上しているという。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）