日住、前期経常を49％下方修正、配当も30円減額

　日住サービス <8854> [東証２] が1月31日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。18年12月期の連結経常利益を従来予想の3億3400万円→1億7200万円(前の期は4億8100万円)に48.5％下方修正し、減益率が30.6％減→64.2％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億4000万円の黒字→2200万円の赤字(前年同期は1億9900万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の80円→50円(前の期は100円)に大幅減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(連結) 前回発表（平成30年８月３日付）いたしました業績予想に対して、働き方改革の推進途上である等の影響により、売上高について工事売上セグメントを除く全てのセグメントが伸び悩んだことにより、売上高が282百万円減少する見込みとなりました。特に、各段階利益ベースでは受取手数料が売買仲介及び賃貸仲介ともに予想を下回ったことが主な原因となり、営業利益が166百万円、経常利益が161百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が96百万円減少する見込みとなり、前回の予想を再修正するものであります。　　なお、本日発表しております「第三者委員会の調査結果に関するお知らせ」に関して、元取締役経理部長の会社経費に係る不正による影響は今回修正予想に織り込み済みであり、その影響は軽微であります。(個別)上記の連結業績予想をご参照ください。

　　　当社は、株主の皆様に対する収益還元を継続していくことを第一義とし、安定的な配当を実施しつつ、会社の業績や企業体質の強化、配当性向などを勘案し、総合的に株主利益の向上を図ることを基本的な方針とてしております。このため、上記業績予想の再下方修正に伴い、当期の１株当たり期末配当予想を80円から30円減配し50円に修正するものであります。（注）上記に記載した予想数値は、本資料の発表日において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後の様々な要因により、予想数値と異なる可能性があります。以上