セブン銀、非開示だった今期経常は18％減益、未定だった配当は11円実施

　セブン銀行 <8410> が8月7日後場(13:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比24.4％減の83.9億円に減った。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比17.7％減の328億円に減る見通しを示した。
　同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比10.6％減の180億円に減る見通しを示した。

　また、従来未定としていた今期の上期配当を5.5円(前年同期は5.5円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も5.5円実施する方針とした。年間配当は11円となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症拡大が当社グループにもたらす影響について、未確定要素が多く適正かつ合理的な予想の算出が困難であったため、業績予想を未定としておりましたが、現下の事業環境や業績動向、並びに当期末までの前提条件を踏まえ算定いたしました業績予想を公表いたします。　現時点におきましても将来に対する不透明感は残存しており、業績予想を算定するにあたっての主な前提条件は、新型コロナウイルス感染症の拡大は、足許でも感染拡大第２波への強い懸念があり、当第２四半期以降も更なる感染拡大や長期化、それに伴う行動自粛や新たな生活様式への変化による影響は当期末まで残ると仮定したものです。今後、何らかの変更がある場合には、適切に開示してまいります。

　　当社の株主還元方針は、年２回の配当を基本とし、配当性向年間40％以上を最低目標に定め、安定的かつ継続した配当に努めるものと定めております。2021年3月期の第2四半期末および期末の配当を上記のとおり予想しております。※本資料に記載されている業績予想に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因により大きく異なる場合があります。