【売り】三菱UFJフィナンシャルグループ（8306） 長期金利の下落で業績悪化懸念が広がる

〇注目銘柄：三菱UFJフィナンシャルグループ（8306）【売り】

〇注目理由
イエレンFRB議長が、議会証言において追加利上げに慎重な姿勢を示したことで、12日のNYダウは約3週間ぶりに過去最高値を更新しました。この流れを受け、日本株市場も買い優勢でスタートしました。しかしその後は、米ドル為替が1ドル113円台前半にまで円高進行したことで、上げ幅を縮小し、日経平均株価は前日比1円43銭高の20099円81銭で引けました。

追加利上げ観測の後退により米国長期金利が下落したことで、銀行株や保険株などの金融株が下落しています。金利の下落により業績悪化の懸念が広がることから、当面金融株は売り優勢で推移する可能性が高いでしょう。また、同行のチャートを見ると、13日に25日移動平均線を割り込んでいることから、短期的な下落トレンドにあると考えます。以上を考慮すると、14日の同行株価も下落して引ける可能性が高いと判断しました。