ゼビオＨＤ、今期経常を一転16％減益に下方修正

　ゼビオホールディングス <8281> [東証Ｐ] が11月10日後場(13:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比26.8％減の36.6億円に減り、従来予想の44.8億円を下回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の95.3億円→77.9億円(前期は92.4億円)に18.3％下方修正し、一転して15.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比2.6％減の41.2億円に減る計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の5.2億円に急拡大し、売上営業損益率は前年同期の-0.2％→0.6％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期第２四半期連結累計期間における業績につきまして、売上高は部活動やインバウンド需要については概ね予想通りに推移したものの、ゴルフやキャンプ市場といった購買需要が一巡したカテゴリーの縮小により、前年同様の水準で推移しました。一方で、販売管理費については、単価コスト上昇による影響を受け、総額での経費コントロールを実施しましたが、前年対比で増加したことから、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益ともに前回発表予想を下回りました。以上のことから、2024年３月期第２四半期累計期間の業績予想と本日公表の実績との間に差異が生じました。　通期の業績予想に関しましては、2024年３月期第２四半期連結累計期間における連結業績の差異を主な修正理由とし、継続して単価コストの上昇による販売管理費の増加が見込まれ、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益ともに前回発表予想を下回る見込みであることから、2024年３月期の通期連結業績予想を修正いたします。