セイコーＨＤが急落、インバウンド剥落と円高直撃で１７年３月期大幅下方修正

　セイコーホールディングス<8050.T>は急落。同社は１３日取引終了後、１７年３月期の連結業績予想の下方修正を発表。売上高を２９００億円から２６００億円（前期比１２．４％減）へ、営業利益を１２０億円から５０億円（同６２．４％減）へ、最終利益を１００億円から３０億円（同７５．３％減）へ大幅に減額しており、これが嫌気された。

　ウオッチムーブメント市況の悪化に加え、インバウンド需要の剥落で国内向け売り上げが伸び悩んだ。第２四半期以降もこの状況が長引く懸念があるほか、米国市場の立ち直りも緩慢。これに為替の円高デメリットの直撃もあり、業績見通しの下方修正を余儀なくされた。前提とした想定為替レートは１ドル＝１００円、１ユーロ＝１１５円。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）