興研、前期経常を一転26％増益に上方修正・11期ぶり最高益、配当も20円増額

　興研 <7963> [東証Ｓ] が1月27日昼(11:30)に業績・配当修正を発表。22年12月期の連結経常利益を従来予想の8.6億円→11.5億円(前の期は9.2億円)に34.8％上方修正し、一転して25.7％増益を見込み、一気に11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.5億円→6.5億円(前年同期は3.3億円)に84.7％増額し、増益率が5.7％増→95.2％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→45円(前の期は35円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年12月期の業績予想については、オミクロン株の出現によって対策用マスクの需要が拡大に転じたことに加え、産業用マスクの需要回復が堅調であったことから、2022年7月29日に業績予想値の修正を行いました。　公表後も第7波、第8波と感染拡大が繰り返され、対策用マスクの需要が見通し以上の高い水準で推移したため、今回あらためて業績の予想値を修正いたします。

　当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題の一つとして認識し、安定的配当の維持及び向上を図ることを基本方針としており、これまで特別要因に伴い業績が大きく伸びた期は、特別配当という形で還元させていただいております。　2022年12月期の期末の配当予想につきましては、これまで普通配当25円としておりましたが、当期の業績予想及び財務状況等を勘案し、普通配当25円に特別配当20円を加えた１株当たり45円に修正いたします。　なお、本件につきましては、2023年3月開催予定の第60期定時株主総会に付議する予定であります。（注）上記の業績及び配当の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、今後の様々な要因により、予想値とは異なる可能性があります。