ＳＨＯＥＩが後場マイナスに転じる、１７年９月期２３％営業減益予想を嫌気

　ＳＨＯＥＩ<7839.T>が後場マイナスに転じている。前引け後に発表した１７年９月期の連結業績予想が、売上高１４４億円（前期比１．９％増）、営業利益２４億２０００万円（同２３．１％減）、純利益１６億６０００万円（同２４．３％減）と２割強の営業減益を見込んでいることが嫌気されている。

　日本や欧州で高級二輪車用ヘルメット市場が好調に推移すると見込んでいるほか、中国向けも堅調持続を見込む。ただ、前提為替レートを１ドル＝１０５円、１ユーロ＝１１６としていることが利益を圧迫する。なお、期末一括配当は、前期に７９円（前の期７２円）へ引き上げたが、６０円へ減配する予定であり、これも弱材料視されているようだ。

　同時に発表した１６年９月期決算は、売上高１４１億３８００万円（前の期比０．７％減）、営業利益３１億４５００万円（同２．０％減）、純利益２１億９２００万円（同９．８％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）