【売り】黒田精工㈱（7726）706円を天井に反落。短期的に軟調傾向が続く可能性も= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【売り】黒田精工㈱（7726）

ボールねじ、マシニングセンタ用ツーリング、精密金型、測定装置、工作機械などを製造、販売するメーカー。

■注目理由
11月14日に決算を発表。
平成29年3月期第2四半期（4-9月）の業績は、前年同期比で売上高△2.7％、経常損益は△96.8％となった。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終利益は前年同期比86.1％減の2100万円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の6.2％→2.8％に大幅悪化しており、やや苦戦しているようだ。

チャートを見ると、株価は7日に一時706円までつけた後反落し、9日は500円台まで下落している。
11月30日、同社が独自開発した金型内接着積層工法「Glue FASTEC」を用いて製造したモーターコアが最先端エコカーに相次いで採用されたと発表されたことが買い材料となり、12月6日時点で5日連続ストップ高、株価は急動意前から4倍近くまで跳ね上がっていた。（出典：2016年12月6日　株探ニュース）
売り圧力の強まりが伺われ短期的に下落が続く可能性があるので、しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。
また、12月8日終値時点でPERは427.97倍となっており割高感がある。
今から追いかけ買いするのは危険か。