ワタミ、非開示だった今期最終は赤字拡大、未定だった配当は無配転落

　ワタミ <7522> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は85.3億円の赤字(前年同期は3.5億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結最終損益が116億円の赤字(前期は29.4億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しを示した。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結最終損益は31.2億円の赤字(前年同期は25.9億円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は2.5円)とし、6期ぶりに無配転落する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は13.8億円の赤字(前年同期は2.1億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の2.6％→-7.9％に急悪化した。

株探ニュース