南陽、今期経常を7％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額

　南陽 <7417> [東証Ｓ] が3月7日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の29億円→31億円(前期は26.5億円)に6.9％上方修正し、増益率が9.1％増→16.6％増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14.6億円→16.6億円(前年同期は13.4億円)に13.7％増額し、増益率が8.5％増→23.4％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の88円→95円(前期は82円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当連結会計年度の業績（連結・個別）につきましては、新型コロナウイルスの感染動向や資源価格の上昇、部品不足に伴う長納期化の影響等、不透明な状況を勘案し業績予想を策定しておりましたが、主に建設機械事業において災害復旧工事需要が継続し、レンタル機械の稼働率が向上したことにより、利益については前回発表予想を上回る見通しとなりました。(注)上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績につきましては、今後、様々な状況によって予想数値と異なる可能性があります。

　　当社は経営の合理化、効率化を推進し、収益力の向上、財務体質の強化をはかるとともに、安定配当を維持しながら連結純利益の状況に応じて配当額の向上に取り組むため、配当性向については連結純利益の 30％程度を維持し、中間配当、期末配当の年２回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。　この度の業績予想修正に伴い、期末の配当予想について修正させていただきます。