ＪＩＡが続落、１０７万株の公募増資など発表で希薄化を警戒

　ジャパンインベストメントアドバイザー<7172.T>が続落。６日の取引終了後、１０７万株の公募新株の発行と１６万５００株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しており、株主価値の希薄化や将来的な需給悪化を警戒した売りが出ているようだ。

　公募・売出価格は７月１８日から２１日までのいずれかの日に決定する予定。なお、これらにより調達する手取り概算額上限５０億５７６８万円については、子会社への融資を通じて、オペレーティング・リース事業及び環境エネルギー事業における一時的な立替資金と、パーツアウト・コンバージョン事業における退役航空機や部品の購入などの資金に充当する予定としている。

　同時に、８月３１日を基準日として１対２株の株式分割を実施すると発表。さらに、株式分割に伴い、１７年１２月期の期末配当計画を９円から５円に修正し、分割を考慮すると実質１円の増配となる予定としたが、これらに対する反応は限定的のようだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）