村田製が記録的な下げ、アップル横浜開発拠点進出もナスダック安に連動

　村田製作所<6981.T>が急落、９４０円安の１万６７９０円まで売られた。株価は２０１２年１０月を起点に長期相場途上にあるが、９００円を超える下げは初めて。前日の米国株市場では景気先行きに対する不安心理が再燃しＮＹダウは３００ドル近い下げをみせたが、ＩＴ関連株のウエートが高いナスダック指数は下げ率でそれを上回る１２０ポイント近い下落となり、東京市場でも電子部品や半導体製造装置関連銘柄が集中的に売られている。同社株は米アップルの国内トップサプライヤーとして２月下旬以降は一気に上げ足を強めていただけに、反動の売りがきつくなった。米アップルは２５日、大規模技術開発拠点を横浜市港北区に建設することを正式発表したが、皮肉にもそのタイミングで記録的な下げに見舞われるかたちとなっている。

村田製の株価は１０時５４分現在１万６８００円（▼９３０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）