【売り】協栄産業（6973）：好調予想も短期の押し目狙いで売り◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

好調予想も短期の押し目狙いで売り

業種：卸売
時価総額：132億円
PER:　倍
PBR:　倍

協栄産業（6973）　[東証1部]

【トータルな分野で活躍】
　情報通信機器、自動車関連、家電、オーディオ・ビジュアル、アミューズメントといった幅広い産業分野に対して、メモリやマイコン、各応用製品に特化した半導体製品群（専用IC、SOC(System on chip)/SIP(System in package)など）を豊富にラインナップ。お客様とメーカをつなぐインテグレーション機能の向上のため、単体からユニット、モジュールからボードの製造など、EMS事業によるトータル的なご提案も行う。

【需要拡大に期待】
　最近販売を開始した床下・設備点検ロボットシステムは、トピー工業の新型点検ロボット「エニーライト」と、同社製タブレット点検ツールで構成され、点検業務の省力化や合理化を支援するシステム。タブレットでエニーライトを操縦し、床下、設備、危険区域を安全に確実に点検しながら、簡単に点検レポートを作成することが可能。今後の需要拡大に注目。

【アジアへの販売が好調】
現状としては堅調に推移している模様。需要回復要因に関しては、主に中国向けの販売が好調だったということでした。中国経済が市場予想よりも堅調に推移したことが大きく影響。太陽光発電関連では、太陽光発電用蓄電システムが好調で、今後も日本国内を中心に需要が見込めるとの事。今後の課題は、グローバルな視野で自律的に行動できる人材を育成、確保する事が、カギになる。

【決算への思惑で買いが買いを呼ぶ展開】
　日足、週足共に上昇トレンドに転換しており、6月6日に217円を付けたがこの日は、床下・設備点検ロボットシステムの販売が好感視されて高値を付けた。利益確定後のチャートを見ると、じわじわ底値を押し上げてきているなかでの急騰劇。今回は6月6日の上昇の比ではなく7月28日に発表予定の決算への期待から思惑買いが入っているようだ。

業績上振れ期待で、弊社買い推奨銘柄であったが、現状過熱感があるため売り推奨。
ただし同銘柄は、貸借銘柄ではため空売りはできないので注意が必要だ。