エノモト、前期経常を29％下方修正

　エノモト <6928> [東証Ｐ] が4月30日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の3.5億円→2.5億円(前の期は18億円)に28.6％下方修正し、減益率が80.6％減→86.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.6億円→0.6億円(前年同期は6.7億円)に62.5％減額し、減益率が76.4％減→91.2％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループの2024年3月期の連結売上高は、パワー半導体用リードフレームと自動車　向けコネクタ用部品が概ね予想通りに推移し、円安によって在外子会社の円換算額も増加　したことから、連結売上高は予想に達する見込みです。しかしながら、国内生産の主力である民生機器向けコネクタ用部品の需要は予想を下回り、工場稼働率が想定以上に低下したことで利益水準を押し下げました。　以上の理由から、利益予想は未達となる見込みとなりましたため、2024年2月5日に発表した2024年3月期通期連結業績予想を修正いたします。　なお、配当予想につきましては変更ございません。（注）上記の予想数値は当社が現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり実際の業績は、今後様々な要因によって異なる結果となる場合があります。