ソニーは３日ぶり反発も値動き重い、成長投資も需給悪懸念引きずる

　ソニー<6758.T>は３日ぶり反発。前日に公募増資と新株予約権付社債で最大４４００億円を調達することを発表、株価は株式需給の悪化と１株当たり株式価値の希薄化懸念から大きく売り込まれる展開となったが、きょうは買い戻しが優勢となっている。東海東京調査センターでは前日の株価下落で「おおむね希薄化懸念についての織り込みは進展した」とし、需給悪化懸念が一巡すると、再び年初来高値の更新に向けて戻りを試す展開に入るものとみられる」とのコメントを出している。また、ムーディーズ・ジャパンが格付見通しを「安定的」から「ポジティブ」に変更したと発表したことも株価面で追い風となった。ただ、上値を積極的に買う動きも限定的で、時価は中期波動の境界線である２６週移動平均線上で強弱感が対立している状況。

ソニーの株価は１０時３２分現在３５３０．５円（△６９．０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）