ソニーは後場プラス圏に浮上、リバウンド狙いの買い流入も先安懸念残る

　ソニー<6758.T>が後場に入りプラス圏に浮上。１ドル＝１０９円台まで急激な円安が進行したこともあり、下値を拾う動きが流入した。株価はこの日一時、前日に比べ４０円安の１９００円まで下落したが、１６日につけた年初来高値２１７３円から１２％強下落したこともあり、目先筋のリバウンド狙いの買いが流入したようだ。ただ、市場には「下値に到達したとは言い切れない」（アナリスト）との見方も出ている。１７日に１５年３月期の連結最終損益の２３００億円への赤字拡大とともに、上場以来初の無配も明らかにしたが、特に「機関投資家には無配の株は買わないルールを設けているところも少なくないはず」（同）とみられており、今後、機関投資家の売りが断続的に出てくることを懸念する見方もある。

ソニーの株価は１３時２８分現在１９４７．５円（△７．５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）