デンソーは３日ぶり反落、富士通テンの子会社化検討には前向き評価も

　デンソー<6902.T>は３日ぶりに反落。９日の米株式市場で、早期利上げへの警戒感からＮＹダウが急落したことなどが警戒されている。同社は同日、富士通<6702.T>傘下の富士通テンを子会社化する検討に入ったと発表した。富士通テンへの出資比率を現在の１０％から５１％に引き上げることを検討し、１６年度中の最終合意を目指す。

　この発表に対して、市場からは「ポジティブな印象」との見方が出ている。特に、ＡＤＡＳ（先進運転支援システム）、自動運転技術および電子基盤技術の開発の強化につながる点を評価。次世代車載電装向け開発リソースの強化だけでなく、スケールメリットの享受などに期待している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）