オムロンが４日続伸、９月中間期業績予想を上方修正、第１四半期全事業セグメントで増収と

　オムロン<6645.T>が４日続伸。２９日の取引終了後、第２四半期累計（４～９月）の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の３７６０億円から４０００億円（前年同期比１１．２％増）へ、営業利益を同３１０億円から３９０億円（同２６．７％増）へ、純利益を同２２０億円から２９０億円（同３７．０％増）へそれぞれ上方修正したことが好感されている。第１四半期に制御機器事業をはじめ全事業セグメントで増収となるなど好調に推移したことが要因。なお、１５年３月期通期業績予想は売上高８０００億円（前期比３．５％増）、営業利益７４０億円（同８．７％増）、純利益５１０億円（同１０．４％増）の従来予想を据え置いている。
　同時に発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高１９７２億１９００万円（前年同期比１３．０％増）、営業利益１９８億１４００万円（同５２．３％増）、純利益１５４億９３００万円（同６７．５％増）となった。自動車関連向けに制御機器事業が好調だったほか、北米・中国向けに電子部品事業や、車載事業が好調だったことなどが貢献。また、住宅向け太陽光発電用パワコンやスマートフォン向けバックライトなどもその他事業も好調だった。

オムロンの株価は９時４４分現在４６５５円（△２１０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）