ＪＡＬＣＯ ＨＤが急伸、１８年３月期大幅増益見通しと意欲的な中計を評価

　ＪＡＬＣＯホールディングス<6625.T>が急伸し年初来高値を更新している。１９日の取引終了後に発表した１８年３月期連結業績予想で、売上高５億５０００万円（前期比３１．６％増）、営業利益１億８０００万円（同５６．５％増）、純利益５億円（同３．２倍）と大幅増益を見込んでいることが好感されている。

　不動産賃貸事業を中心に資産残高の積み増しを図り、収益基盤をより一層拡充するとしており、今年５月に東京都大田区西蒲田の不動産を売却（特別利益に５億３８００万円を計上予定）したことや、１７年３月期にマルハン新規出店に伴う事業用地を２件追加取得したことが収益に寄与する見通し。また、パチンコホール関連以外の事業用不動産の新規取得を計画していることも貢献する。

　なお、発表した１７年３月期決算は、売上高４億１８００万円（前の期比２６．３％減）、営業利益１億１５００万円（同１４．１％減）、最終利益１億５４００万円（同３６．７％増）だった。

　また、同時に２０年３月期に売上高１７億５０００万円、営業利益１２億５０００万円を目指す中期経営計画を発表しており、これも好材料視視されているようだ。今後は事業のスピードにより比重を置き、パチンコ関連以外の事業用不動産の取得など積極的に事業規模および収益の拡大を目指すとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）