ＵＭＣエレが１対２株の株式分割を発表、同時発表の１８年３月期営業利益は３％増益見込む

　ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615.T>がこの日の取引終了後、５月３１日を基準日として１対２株の株式分割を実施すると発表した。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層のさらなる拡大を図ることが目的。効力発生日は６月１日の予定だ。

　同時に発表した１７年３月期連結決算は、売上高１１１９億１５００万円（前の期比１．７％増）、営業利益２８億７３００万円（同２２．９％増）、純利益１３億６００万円（同２８．０％減）だった。主力のＥＭＳ事業で、電装化の進展による取り扱い製品の増加や、環境対応車向け動力系基板などの新規案件が相次いだことで車載機器向けが好調に推移。また、産業機器向けも中国市場を中心にスマートフォン通信インフラ関連での旺盛な設備投資需要が継続したことで伸長し、業績を押し上げた。

　なお、１８年３月期連結業績予想は、売上高１２１６億６３００万円（前期比８．７％増）、営業利益２９億６９００万円（同３．３％増）、純利益２０億６０００万円（同５７．７％増）を見込んでいる。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）