芝浦が後場上げ幅を拡大、１５年３月期大幅増収増益見通しを好感

　芝浦メカトロニクス<6590.T>が後場上げ幅を拡大。午後１時に発表した連結本決算で、１５年３月期業績について売上高４２０億円（前期比１９．４％増）、営業利益１５億円（同２．０倍）、純利益１０億円（同２．６倍）と大幅増収増益を見込んでいることを好感した買いが入っている。中国の新規設備投資継続でテレビ用パネル分野の液晶パネル前工程向け装置の伸長が見込まれるほか、中小型パネルやタッチパネル分野でスマートフォンやタブレット用の設備投資拡大が期待できることから、新商品を投入し受注拡大を図るとしている。
　１４年３月期は、売上高３５１億６４００万円（前の期比１５．７％増）、営業利益７億３６００万円（同１２．５倍）、純利益３億８７００万円（前の期１４億１６００万円の赤字）となり、従来の最終利益予想３億円を上回った。液晶パネル前工程のテレビ用パネル分野で中国において新規設備投資などがあったことなどが牽引した。

芝浦の株価は１３時３９分現在２５３円（△１０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）