岡野バはしっかり、２１年１１月期営業利益は計画上振れで着地

　岡野バルブ製造<6492.T>がしっかり。１６日の取引終了後、集計中の２１年１１月期の連結業績について、営業利益が２億１０００万円から３億６５００万円（前の期比２．５倍）へ、純利益が１億９０００万円から３億３００万円（同１９．２％減）へ上振れて着地したようだと発表したことが好材料視されている。

　バルブ製造販売部門で売り上げを予定していた海外火力発電所向けや原子力発電所向けＳＡ対策弁などの大型案件が計画変更により次期へ繰り延べになった影響で売上高は６９億７７００万円から５８億５０００万円（同８．０％減）へ下振れたものの、案件ごとの採算性を重視した受注管理やバルブ製造販売部門における製造経費の削減、バルブ事業要員のメンテナンス部門への応援などの人的資源の有効活用、更にメンテナンス部門の稼働効率の向上などに取り組んだことが奏功した。

出所：MINKABU PRESS