岡野バ、前期経常を59％上方修正

　岡野バルブ製造 <6492> [東証２] が12月16日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年11月期の連結経常利益を従来予想の2.8億円→4.4億円(前の期は2.5億円)に58.9％上方修正し、増益率が11.6％増→77.3％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.1億円→2.7億円(前年同期は3.8億円)に2.5倍増額し、減益率が70.8％減→27.7％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当連結会計年度の業績におきまして、バルブ製造販売部門において売上を予定していた海外火力発電所向けや原子力発電所向けＳＡ対策弁などの大型案件が計画変更により次期へ繰延べになり、また、その他の事業におきましても売上予定案件の一部に納期変更が生じたことなどから、全体の売上高は当初の予想を大幅に下回る見込みとなりました。　一方、損益面におきましては、案件ごとの採算性を重視した受注管理やバルブ製造販売部門における製造経費の削減、バルブ事業要員のメンテナンス部門への応援など人的資源の有効活用、さらにはメンテナンス部門における稼働効率の向上など様々な要因により当初の予想から増益となる見通しであります。　これらのことから、連結、個別ともに2021年1月13日に公表した通期の予想数値を見直しましたので、上記のとおり修正いたします。　なお、業績予想の修正による期末配当予想の修正はございません。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。